パセリスト
ボクは暇さえあれば毎日のように近所を散歩して喜んでる好青年なのですが
今日は巨大な大山商店街のアーケードをフラフラしていたところ
偶然にもボクに負けないくらい爽やかサワデーなお花屋さんを見つけたので
「久しぶりにオサレな観葉植物でも買おうかなー」
なんて思いまして、フラッと店の中へ入ってみました。
そして、ゆっくりと店内をパトロール。
しかし、ボクが目を奪われたのは
観葉植物でもキレイなお花でも店員のカワイイおねいさんでもなく「パセリ」でした。
お花屋さんにパセリの鉢が売ってるとは知らなんだー。
これは嬉しい大発見☆
なぜならボクは、子供の頃からパセリ大好き「パセリスト」だからです!
ちなみに女性の場合は「パセリーゼ」と言います。(今考えた)
で、さっそく店員のおねいさんに問いかけるワタルさん。
買う気満々でチェック・ザ・バリューです。
「すいません、このパセリはおいくらですか?」
「はい、320円になります」
「320円かぁ。うーん……(結構高いなぁ)」
「パセリ、お好きなんですか?」
「そうなんですよ。すっごい好き」
「珍しいですねー。それなら、これを家で育てれば頻繁に食べられますよ」
「毎日食べ放題っすか!?」
「あ、いえ、食べ放題ではないですけど…… 少しずつなら食べて行けると思いますよ」
「好きなときに部屋でパセリが食べられるなんて素敵!」
「それから、お料理の飾りにも使えるから便利ですし」
「それもまたオサレ!」
「パセリを添えるだけでも豪華になりますよ。ご自分でお料理とかされるんですか?」
「毎日納豆ばかり食べてます」
「納豆、ですか…… 納豆にはちょっと合わないかもしれませんね……」
「ですよねー。あ、でも普通にマヨナイズして食べるだけでも美味しいですもんね」
「……マ、マヨナイズ?」
「よし決めた。これください!」
「あ、はい、ありがとうございます……」
ってことで、店員さんには可哀想な男の子を見るような目で見られましたが
そんなの気にしないで元気に買って来ちゃいました。
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ど―――ん |
うひょー。この植物は見てるだけで思わず
このまま全体にマヨネーズぶっかけてかじり付きたい衝動に駆られます。
ガルルーガルルー。
これはヤバイです。
興奮してハツがドキドキしてきました。(ハァハァ)
でも、一気に全部食べちゃうワケにもいきませんので
近所のお惣菜屋さんでカレーコロッケを1個だけ買ってきて
その横にちょこっと置いてコーディネートしてみる作戦を実行してみることにしました。
すると、パセリを添えるだけで、もの凄く質素で寂しそうなコロッケ皿が
信じられないほど豪華でセレブリチーな料理に大変身するではありませんか!



これは不思議!
パセリを添えるだけでこんなに変わっちゃうなんてアメイジング!
まるでオサレな洋風レストランの看板メニューのようであります!
買っててよかったパセリ鉢!
つーワケで、これからは毎日このパセリを使って
上記のように質素な家庭料理を大幅にパワーアップさせt
……ん?
あ、あれ?
な、なんですかその疑うような鋭い視線は。
まるで半ズボンをはいて蝶ネクタイをしたメガネ少年のような目ですね……
フフフフふ。
わかりますよ。ええ、わかりますともあなたが言いたいことは。
「上の2つの写真は全然違うコロッケだ」
そう言いたいんでしょ?
ねぇ? そうなんでしょ?
ったく、これだから素人は困りますよ。
あはははははh
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「 正解です! 」 |
よくわかりましたねー。
まさかボクが寝ないで考えた完全犯罪をこんなにも簡単に暴かれるとは思いませんでしたよ。
非常にナイスです。
ヤマザキのナイススティックを上回るナイスさです。
恐れ入りました。
それでは、ご褒美に真の姿を発表いたします。
ホントはすっごい秘密の姿なのでナイショにしておきたいんですが
ある人から特命を受けたのでココをご覧の皆さんにだけこっそりお見せします。
パセリを添えて豪華に生まれ変わったホントのコロッケの姿。
それはこんなカンヂなのでした。
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「 それでは、この双眼鏡を使ってください 」
「 おう、わかった 」 |
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「 どうですか? 」
「 ……こ、これは!? 」 |
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「 ……………… 」 |
実際は全く豪華にならなくて泣いた。
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