2006/8/5

イカちゃん
 


「いつも納豆ばかり食べてるので、たまには豪華な夕食でも食べようかな」
と思いまして、近所の商店街にあるお惣菜屋さんへ行って
イカフライという名前の高級なおかずを買って来ちゃいました。
 
ちなみにリング状のものではなく、棒状になっている大きなイカフライです。
税込み80円です。
すんげーウマそうです。
ヤバイです。
こんな贅沢をするなんて何ヶ月ぶりでしょう。
何だかワクワクしてきました。
 
ごはんを炊いて、さっそくセレブな豪華デナーの準備に取り掛かります。
 
つける調味料は何にしようかな。
醤油かな。ソースかな。マヨネーズかな。タルタルソースかな。
 
なんて思いながら買ってきたイカフライを温めるべく
ラップをかけずに電子レンジに入れて、スイッチオン。
 
 
10秒…… 20秒…… 30秒……
 
 
するとこの後、とんでもない大事件が起こったのです。
 
 
 
 
 

   
   
   
   
   
   
   
   
 

「 というワケで、イカフライは今後
 持たず、作らず、持ち込ませず。
 
  これを徹底することを宣言します 」




「 ……非イカフライ三原則!? 」




「 でもさ、これくらいのイカフライを
 ブッシュに送ったら、面白いんぢゃね? 」

「 あははは、いいねそれ。ナイスジョーク 」




「 えー、本日、ホワイトハウスに
 大きなイカフライが送られてきました。
 
 私はこれを敵対する国からの脅威、
 すなわち我が国に対する宣戦布告と判断し、
 明日未明、報復攻撃を開始します 」




「 イカフライ世界大戦!? 」







「 イカフライ、ベリーデンジャラス! 」




「 おいしいイカフライは暗黒面に堕ちた…… 」




「 選ばれし おかず だったのに! 」

			   
 
 
というワケで、結局今日の夕食も
いつものようにまた納豆ごはんでした。
 
でもビックリしたなぁ。
タマゴは爆発するってのは知ってましたけど
まさかイカフライまでもがそんなパワーを隠し持っていたとは……
 
おっそろしいなぁ。
 
ネットで検索したら全国各地でも同じように爆発してるようですから
みなさんもイカフライをレンジでチンするときは気を付けましょう。
 
てか、ひょっとして、知らなかったのって、ボクだけですか?
そうなの?!

 
マヂで!?
 
 
 

「 どうして今まで教えてくれなかったんだよ! 」
 
「 お、落ち着け! 冷静に話し合おう! 」




「 イカフライが爆発するって知ってたら
  アジフライを買ったのにー! 」
 
「 んぐぐぐ……! 」







「 そうはイカフライ! 」
 




「 ………… 」

「 ………… 」
 










 2006/8/27

わらしべ人脈ゲーム
 


ボスと仕事を始めて2ヶ月が経ちました。
 
相変わらずいろんな人から
「なんで無給で働いてるの?」
と訊かれますが、それはボスとこんなやりとりがあったからなのです。
一緒に仕事をすると決めた時に交わした、こんな会話。
 
(※ボス=Aさん)
 
「ワタルには当分給料払えないけど、いい?」
「当たり前でしょ。そんなお金があったらご家族のために使ってくださいよ。
 ボクはひとりなので必要ありませんから。
 それに、もしお金が欲しいのなら、Aさんと一緒に仕事なんてしませんよ」
「ありがとな。まぁそう言ってくれると思ったからワタルを誘ったんだけど」
「でも、給料の代わりに欲しいものがあります」
「なんだよ?」
「Aさんの人脈」
「人脈? そんなのもちろんOKだよ。オレの知り合いはみんなワタルに紹介してやるよ」
「あざーっす!」
 
こんな感じで契約成立。
つーか、ボスが今まで培ってきた豊富な人脈に関われるなら
逆にこっちが授業料を払ってもいいとまで思ってましたから。
 
人脈はその人の財産です。
たくさんの友人・知人がいる人は、どんな大富豪よりも幸せだと思います。
 
「人生とは、死ぬまでにどれだけ人脈を広げることができるかのゲームである」
 
ボクは小学生の頃からこう考えて生きてきましたので。(どんな子供だよ)
 

つーワケで、この2ヶ月間、
ボスからはいろんな方々を紹介していただきました。
それはもう普通に生活をしていたら絶対に出会うことのない人たちばかりです。
 
夏休み中のチビッコたちにも解り易いようにドラクエで例えるなら、
レベル3の遊び人(ワタル)が本来はスライムとばかり戦っているはずだったのに
偶然仲間になったレベル40の賢者(ボス)と一緒に旅をしていたら
はぐれメタルの集団に遭遇して、たまたま会心の一撃が出て大量の経験値を獲得し、
レベルアップが止まらない。
みたいな?
 
 
とりあえずボスからは今まで40人くらいの人たちを紹介してもらいました。
さらにそこから派生して知り合いになった人を含めると約100人。
2ヶ月間でこのペースは結構スゴイと思います。
 
 
そこでボクは、あることを考えました。
 
 
東京というこの街で、どこまで人脈を広げられるか、
目標(ターゲット)を決めて挑戦するという大作戦。
 
その名も『わらしべ人脈ゲーム』です。
 
無職で甲斐性なしだったダメ男のワタルさんが(っていうか今でもそうだけど)
出会った人たちからまた誰かを紹介してもらい
ターゲットにした人物へと突き進むこの作戦。
 
もうビジネスとか関係なく、どこへでもいろんな所へ足を運んで、
とにかくたくさんの人に会って、会話をして、ネタを収集する。
これに徹しようかと思います。
 
ちなみにこれからはボクが保有している株をどんどん売却して
次々にこの作戦資金に充てて行く予定なので、
その株の資産が底をついたらゲームオーバーです。
既に瀕死寸前ですが。
 
 
つーワケで、ゴールになるターゲットを決めなくてはいけません。
 
誰にしようかなー。
うーん……
 
とりあえず友達に電話して相談してみましょう。
  
 
 
 

「 かくかくしかじか。
 
 というワケで、
 誰かをターゲットにしようと思うんだけど
 誰がいいと思う? みんなが知ってる人で 」




「 なーんだ。そんなの簡単じゃん 」




「 えっ? 誰よ? 」




「 タモさん 」




「 ……タ、タモさん?
 
 タモさんって、あのタモリさん?
 森田一義アワーの? 」




「 そうだよ。
 
 だってワタルがやろうとしてることって
 テレホンショッキングのパクリみたいなもんだろ? 」




「 いや、ちょっと違うと思うけど…… 」




「 似たようなもんだろ。
 だからタモさんで決まりな。
 
 それから、1回会うだけじゃダメだぞ。
 1回くらいなら偶然会える可能性があるからな 」




「 と、言うと? 」




「 2回以上会って、面識を持つことが条件だな 」




「 うーん、なるほど。
 
 よし、わかった。 じゃあ、こうしよう。
 
 まずは顔を覚えてもらって、
 次に会うときに髪を切って行って、タモさんに
 
 『あれ? 髪切った?』
 
 って言ってもらえたらゴールな 」




「 あははは、いいねそれ。完璧 」




「 てか、ハードル高すぎ! 」




「 自分で上げたんだろ!
 
 でも目標は高い方が面白いからいいじゃん 」




「 まぁそうだけど 」




「 って言うか、ワタルー 」




「 なに? 」




「 人脈を探すのもいいけど
 その前に結婚相手を探したほうがいいんぢゃね? 」




「 ……………… 」

 
 結局またこのオチですか。



 



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