2006/10/4

見えない人
 

 
きのう近所の図書館をフラフラしてたら『ウォーリーを探せ』を見つけたので
「よーし、久しぶりにウォーリーでも探しちゃおうかなー」
なんて思いながらその本を手に取ってワクワクしてたら
全てのページのウォーリーがみんな赤ペンの○印で囲まれてました。
探す手間が省けて超助かったぜ☆(←ちなみにこの☆はボクの瞳からこぼれ落ちた真珠の目ヤニです)
 
 
そんなワケで、最近はいろんな出来事に恵まれているワタルさんですが、
今回は1ヶ月ほど前に出逢ったある女性について書いてみようと思います。
 
 
えー、その人は、Nさんという某有名化粧品会社に勤めるキレイなおねーさんで、
初対面のときから『育ちの良いお嬢様』という感じを受け取れるとても清楚な人でした。
外見や話し方、そして全ての仕草まで、洗練されているセレブな香りがギュンギュンしてきます。
つまり、解りやすく言うと、ボクには全く無縁の人ってことです。(鼻クソほじりながら)
 
で、最初に会ったときは大勢の人と一緒だったので挨拶程度の会話しかしなかったのですが、
その1週間くらい後に某パーティで偶然また会う機会があり、
そこで30分くらい雑談をすることに。
 
そして、その会話の中で判明したNさん情報は以下の通り。
 
■たぶんボクより年上(でも実際の年齢は不明)
■5年前まで旦那さんがいらっしゃった(詳細については大人の事情により割愛)
■今はご両親と一緒に暮らしてる(間違いなくセレブ)
■ドラクエ5が好き(結婚相手はフローラではなくビアンカを選択)
 
こんな感じです。
 
ドラクエの話が出てきた時にはすんげービビリました。
まさかこの人の口から
「ラスボスの前で冒険の書が消えちゃったのー」
って言われるとは夢にも思いませんでしたので。
 
  
で、この日はそのような会話をしただけで別れたのですが、
それから1週間後、Nさんからこんなメールが届きました。
 
「ワタルくん、明日はヒマ? ごはん食べに行かない? 私がご馳走するから」
 
うーん、まさかのお誘いメールです。
これは予想GUYです。
でもボクはおごってくれるとなればどこへでも行っちゃいますよ?
もしそれが怪しい壷を売られそうになるイベントだったとしても全然へっちゃらですよ?
だって、お金持ってないもん。(えっへん)
つーワケで速攻でお返事。
 
※以下、メールでのやり取り。
 
「行きます行きます! ちなみにボクは好き嫌いは全くない良い子です」
「じゃあイタリアンでもいいかな?」
「もちろんです。イタリアン大好き」
 
※ちなみに新潟県人に誤解のないように言っておきますが
 ここで言うイタリアンとは『みかづきのイタリアン』のとこではありません。
 予めご容赦ください。
 
「じゃあ明日の7時に銀座の▲▲▲▲▲というお店を私の名前で予約したから
 直接そのお店で待ち合わせしてもいい? 場所は■■■■■■■■です。よろしくね」
「はーい。了解です。楽しみにしてまーす」
 
 
ってことで、次の日。
住所をネットで調べて銀座へゴー。
 
んで、無事に目的のお店の前に到着したんですけど…… なんと! 
そこは!
見るからにゴージャスげな高級レストランだったまのあですりす!(落ち着け)
 
うーん、どうしましょう。
入る前から「超高級レストランですが何か?」みたいな異次元の雰囲気が漂ってます。
これはヤバイです。
大ピンチです。
 
なぜならボクは、すんげー汚いカッコをして行ったからです。エヘ。
服装は、テーサツとカーゴパンツとスニーカー。(貧乏学生かよ)
  
おそらくボクの予想では、エントランスで黒いスーツを着たおにーさんに
「お客様、恐れ入りますがそのような服装ではちょっと……」
と、苦笑されながら入店拒否されることウケアイ。
つーか、ネタ的にはその方が面白いから是非拒否してもらいたいんですけど。
 
でもね、普通に入れちゃいました。店の中に。
期待ハズレでどうもすいません。
 
思わず店員さんに
「あのー、こんな格好でも大丈夫でしょうか?」
って訊いちゃいましたけど。(店員のおっさんに笑われました)
 
 
つーワケで、
10分前に入店して席に座って待ってたら、7時5分にNさん到着。
 
「ごめんなさい、遅れちゃって」
「あ、お疲れさまです。ボクも今来たとこですよ」
「そっか。 で、えーっと、ワタルくんは何飲む? ビール? ワイン?」
「ボクはNさんと一緒でいいですよ」
「そう? じゃあ赤ワインにしよっか」
 
ってことで何だかわからないけど高そうな赤ワインが登場。
そして乾杯。
 
「あのー、Nさんって、いっつもこういうお店にいらっしゃるんですか?」
「まさかー。1年ぶりよ、こういう所は」
 
たぶんウソだな。
だって店員さんと仲が良すぎるし。
 
「ところでワタルくん、今日は訊きたいことがあるの」
「はい。何ですか?」
「ワタルくんのこと、教えて」
「え? ボクのこと? ボクのことって…… 何を話せばいいんすか?」
「何でもいいよ。この前話して面白い人だなーって思ったから、興味があって」

マヂっすか?
こんな甲斐性ナシのダメ男に興味があるとは、なんと特異な人なのでしょう。
早めに病院行った方がいいですよ。
つーか、やっぱり変な壷を売りつけたり何かの勧誘が目的ですか?
そうなの?
 
でも興味を持たれることは素直に嬉しいので(ごはんもご馳走してくれるし)
個人情報保護法案の枠を大幅に超えたボクの個人情報を
1時間くらい掛けて赤裸々にお話させていただきました。
まさにノーガード戦法です。
 
さぁ、ボクの情報は全て伝えた!
変な壷でもマルチ商法の勧誘でも何でも来い!
全部ネタにしてやる!
 
しかし、いくら会話を続けても、全くそんな気配はありません。
結局最後まで普通のキレイなおねーさんでした。
 
いったい何が目的なんだろう。
単純にボクに興味を持ってくれただけなのだろうか。
 
そう思い、今度はボクの方からいろいろ質問してみました。
気が付いたらNさんのことは殆ど何も知りませんので。
 
「じゃあ、今度はボクからいろいろ質問していいですか?」
「うん。いいよ」
「それでは失礼を承知でズバリ訊きます。Nさんはおいくつなんですか?」
「うーん…… たぶんワタルくんの想像と違うと思うから言いたくないな……」
「えっ? だってボクとそんなに変わりませんよね?」
「あ、やっぱりそう思ってるんだ」
「違うんですか?」
 
ボクの予想では、ボクと同じ年齢か
もしくは5つ上くらいまでの範囲かな、と勝手に思ってます。
 
「その答えは後でね。はい、次の質問」
「うーん、じゃあこれもズバリ訊きます。お子さん、いらっしゃいますよね?」
「……うん。いるよ。ワタルくんよくわかったね」
「やっぱり。話しててなんとなくそんな気がしてたので」
「別に内緒にしてたワケじゃなかったんだけど」
「わかってますよ。そんなの気にしてませんから。男の子ですか?」
「ううん、女よ」
「へー、女の子かぁ。おいくつなんですか?」
「いくつだと思う?」
「うーん、幼稚園くらい?」
「残念。もっと上」
「小学生ですか?」
「もっと上」
「えー? じゃあ中学生??」
「……まだ上」
「ウソ!? 高校生っすか?! ホントに!?」
「ごめん、もっと上なの……」
「えーーーーーーっ!?」
 
思わずお店で叫んでしまいました。
これにはすんげー驚きです。
お子様の年齢がどんどん上がっていきます。
まるでドラゴンボールに出てくるスカウターでスーパーサイヤ人の戦闘力を見ているようです。
「4歳…… 7歳…… 15歳…… 18歳…… バ、バカなっ! まだ上がって行く!」
みたいな。
 
「じゃあ、高校生より上ってことですか? おいくつなんですか?」
「あのね…… 実はハタチなの」
「ハ、ハタチぃー!?」
 
またしても予想GUYです。
 
「え、えーっと、娘さんがハタチってことは……」
「27で生んだ子なの」
「ってことは?」
「プラス20で、私は今年で47。 ワタルくんより15歳上ってことかな」
「………………」
 
マ、マヂっすか??
いや、絶対にそんなハズはない!
どう見てもボクとそんなに変わらない歳のハズ!
 
「あのー…… 冗談ですよね?」
「本当よ。ビックリした?」
「そりゃビックリしますよ。だって全っ然そんな歳に見えないもん……」
「ごめんね。別に騙すつもりはなかったんだけど」
「いえ、そんな風には思ってませんよ。ホントに若く見えるので」
「あはは。ありがと」
「ってことは、つまりNさんより娘さんの方がボクの歳に近いってことですか?」
「そうね」
「うーん…… やっぱり信じられないなぁ」
「ホントよ。こんなのウソ言ってもしょうがないじゃない」
「まぁ、そうですけど……」
「わかった。じゃあ今度ワタルくんに娘を紹介してあげる」
「へ?」
「たぶんワタルくんは娘の好みのタイプだと思うし」
「いやいや、そんなのわかんないじゃないですか」
「わかるわよ。だって私と娘は好みが一緒だもの」
「……へ?」
 
一体、どうなってしまうのかー?!
 
 
 
つづく つづかない




 2006/10/9

TWENTY FOUR 3
 

 

 

ボクの名前はワタル・バウアー。
CTU・テロ対策ユニット中板橋支局の連邦捜査官だ。
あの悪夢のようなウォーリーを探せ事件から一週間、
ボクは政府の特命を受け池袋の大型書店へ潜入捜査を開始した。
ところがそこで、予期せぬ事態に遭遇することとなる。
全世界を巻き込む可能性を秘めた未曾有のカタストロフィ。
北朝鮮の核問題で揺れる中、一体何が起ころうとしているのか。
 
事件は、リアルタイムで起こっている……

 
 
>>>
 
 
10月8日。午後3時21分。
ボクは池袋にある某大型書店でスポーツ雑誌などを立ち読みしていたのだが、
そこでふと1週間前のある出来事を思い出した。
そう、ウォーリーを探せ事件である。(前回のコラム参照)
 
ボクは無性にウォーリーを探してみたくなり
「新刊を売る本屋さんならあのような悲惨な事態は起こるまい」
との確信を持ち、子供の絵本などが並べられているコーナーへと足を運んだ。
 
「ウォーリーの本はどこだ? どこにあるんだ?!」
 
フロアを見渡すが目的の本はなかなか見つからない。
ひょっとしてこのコーナーにはないのか?
そんな思いを胸に抱きつつクロエ・オブライエンのように眉間にシワを寄せたとき、
ある幼い兄弟の会話が耳に飛び込んできた。
見た感じ5歳から6歳くらいの2人の男の子だ。
 
「ねぇお兄ちゃん、なぞなぞ出してあげる!」
「なぞなぞ? いいよ」
「パンはパンでも、空を飛べるパンはなぁ〜んだ?」
 
 
ボクはこの問題を耳にしたとき、こう思った。
 
「あはは、かわいいなぁ。答えは、えーっと、フライパンかな?
 フライをflyingと掛けているなんてチビッコにしてはなかなか高度な問題だ。
 あ、でも、まさか引っ掛けで『正解はアンパンマンです!』とか言い出すのか?
 うーん、まぁそれはそれでアリだけど。お兄ちゃんはいったい何と答えるんだ?」
 
ところがこの後、とんでもないことを言い出したのである。
 
 
「空を飛べるパン? そんなの簡単だよ」
「なになに?」
「答えは、空飛ぶパン!」
 
 


  まさかの答え『空飛ぶパン』。 さすがのボクもこの回答は予想することができなかった。 恐るべしお兄ちゃん。 てか、明らかに間違ってるだろそれ。そのまんまやん。 苦し紛れの答えとは情けないぞ。     ところがこの後、弟がさらにとんでもないことを言い出したのである。   「正解です!」      
      「すごいね、お兄ちゃん、すぐわかったね」 「えへへへ、当たり前だろ」    
「 …………… 」
 
まさかの正解発言。
 
いったいどういうことなんだ? 
何が起こっているんだ?
裏の裏をかいた高度な問題だということなのか?
 
ボクはその子供たちに右手の甲で思いっきりツッコミを入れたい気分を抑えつつ
その二人の動向を見守った。
 
「ねぇお兄ちゃん、今日はこの本をママに買ってもらおうよ」
「うん。これは面白そうだもんね」
「ママ〜!」
 
 
そう言って母親の元へ走り去っていった二人。
ひょっとしてその本に何か秘密が隠されているとでも言うのか?
 
 
ボクは子供たちが手に取った本が陳列されている場所へ静かに足を運び
その表紙に記載されたタイトルに目を奪われた。
 
  
 
 


 
 
 
 

                                                                        
 

「 というワケで、我が国はこれをヒントに
 アメリカ空軍F-117・ステルス戦闘機に対抗するべく
 ついに、そらとぶパンの開発に成功した 」




「 な、なんという恐ろしいモノを…… 」




「 でも、さっき、謎のテロ組織に
  それを思いっきり盗まれてしまいまちた☆ 」




「 !! 」




「 フフフ、ついに動き出したか…… 」




「 ソラトブパン、ベリーデンジャラス! 」







「 本部! 第1部隊と第2部隊は全滅です! 」







「 クソッ!
 
 こうなったら…… 私が変身するしかない! 」




( シュワッチ! )




「 フフフフ、そうはさせるか! 」




( フータッチ! )




   バコッ! ボコッ! ズコッ!




ぐはっ






ハァハァハァ……



「 ま、待ってくれ! 参った! 降参だ! 」
 
「 フフフフ、我々の邪魔は誰にもさせない 」
 

 
 




「 弱すぎるだろ…… 常識的に考えて…… 」
 
 











   
 

 
   

   
 

 
 

 
   

   
 

 
   

 
   

「 舞空術を使うだろ…… 常識的に考えて…… 」
 
 

 


 
ムギュッ

 

        
        
        
        
        
			   
 
というように、今回はたまたま
こんなにも 適当すぎる ステチな下ネタのオチを思い付いてしまいました。
ドラゴンボールだけに……(ニヤリ)
 
 
ちなみにコレがこのネタを思いついたときのボクの勇姿です。
         ▼
 
 
 

 いくねぇよ






 2006/10/19

バレバレですやん
 

 
みなさんこんちにわ。
コラム界のボブ・デービッドソン、ワタルです。
今シーズンの目標はタクシーに乗って「運転手さん! 前の車を追ってくれ!」と叫ぶことです。
よろしくお願いします。

えー、突然ですが、先月、こっそりと「第1回・へなちょこ東上線オフ会」が開催されました。
参加者は、ボクを含めて2人です。(少なっ)
 
実はココのサイトをご覧になっているというIさんからメールをいただきまして
同じ東武東上線沿線にお住まいとのことでしたので
「それぢゃあ近所で軽く飲みましょうよ!」
ってことになり、わざわざボクが住む ハイソでセレブな街 ナカイタまでご足労いただきました。
どうもありがとうございます。
 
で、駅前の居酒屋さんへ行って、名刺交換をして
軽く自己紹介なんぞをかましつつビールで乾杯。
 
Iさんはボクより2つ年上の男性で、第一印象からとても感じの良い人でした。
趣味なども結構重なる部分が多く、久しぶりにマニアックな会話が出来て楽しかったです。
まさかナカイタでマイティフロッグやベーマガの話をするとは思いませんでした。
 
そんな中、Iさんからこんなことを言われてビックリ。
 
「あのー、ワタルさんが以前、六本木ヒルズで働いてた会社って○○○ですよね?」
「えっ!? な、なんで知ってるんすか!?」
「あはは、やっぱり。だってコラムに株価チャートを載せてたことがあったじゃないですか」
「載せましたけど…… チャートの形だけで社名も株価も載せてなかったですよね?」
「あのチャートだけで判りますよ。ボクも株やってるんで」
「えーっ? でもチャートの形だけで判るなんてスゴイっすよ」
「そんなことないですよ。あれは誰でも判ります」
「マヂっすか!?」
 
なんと言うことでしょう。
まさかこんなにも簡単にバレていたとは……
 
一応ボクも株やってますが、チャートの形だけで社名を判断することなんてできません。
株価の推移も記載されていれば簡単ですが、山の形だけで判るものなの? すごくね?
ヒルズに入ってる会社に絞ればそれなりに可能だとは思うけど
それでも社名を一致させるのにはすんげー時間掛かるんぢゃね? そうだよね?
ひょっとしてIさんは暇人ですか?
 
でも、Iさん以外の人からはズバリ言われたことがないので、
「まぁ他の人はわざわざあのチャートから判断しないだろうなぁ」
なんて思ってたんです。ずっと。最近まで。
 
  
ところがどっこいしょ。
 
 
今月に入って、このようなメールが次々と届きました。
 
「こんにちは。はじめまして。
 最近こちらのサイトを見始めたのですが、ワタルさんが働いてた会社は○○○ですよね?
 過去ログを読んでわかっちゃいました☆」
 
「ワタルさんが勤めてた○○○の株価、最近も右肩上がりですね!
 私もこのコラムを見てからすぐに○○○の株を購入したので儲かってます!
 ありがとうございます!」 
 
「ワタルさんって▲▲▲▲が好きだから○○○で働いてたんですか?」
 
 
えーっと……
 
 
バレバレですやん!
めっちゃ特定されてますやん!
 
 
まぁバレたからと言っても特に問題はないんですが、
一応ネタにしたボスやBさんのこともありますので、
気付いた名探偵さんたちはとりあえずオフレコってことでお願いしますです。
つーか、あんたらスゲエよ、ホントに……
 
 
 
お知らせ
冒頭で書いたオフ会の続編「第2回・へなちょこ東上線オフ」も開催予定ですので 参加したいという特異な方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください。 知的生命体なら誰でも参加できます。   ちなみに無職の人はキャンペーン中につき無料です。(やたー!)




       
 2006/10/29

インターンの陰謀
 

 
ボクは3ヶ月ほど前から某ITベンチャーに仕事で週2日ほど通っています。
この会社の社長さんがボスの知り合いなので、その関係で顔を出してるワケですが
何度も行ってるのでそこで働く社員さん全員とお知り合いになりました。
 
で、最近ではさらにインターンとして来ている学生さんたちとも仲良しになり
いつの間にかボクはその会社へみんなの仕事の邪魔をしに行くという
とてつもダークな存在となっていました。
会社に顔を出すと「あー、またワタルが来たよ……」みたいなヒャダルコ的視線を感じます。
どうもありがとうございます。
 
でも、たぶん嫌われてはいないと思いますけどね。うん。
こんなに好青年でセクシーなボクが嫌われるハズがありません。
毎回大量のおやつを差し入れしてますので。(←コレが最も仕事の妨げになるらしい)
 
 
というワケで今回は、
そこでお友達になったインターンの学生さんたちのお話をしようと思います。
友達だと思ってるのはボクだけかもしれませんけど。
 
 
まずは中国から来ている留学生Aさん。
この人がすんげー面白いの。
日本に来て3年くらいのようですが、日本語がとてもお上手です。
夢はJICAに入って人助けをすることだと言う、ボクの次くらいに好青年なので
応援の意味を込めて一緒にごはんを食べに行きました。
 
「ねぇAさん、日本に来て大変だったこととかある?」
「それはたくさんありますよ。例えばこのコップに入った水」
「水? 水が口に合わないってこと?」
「違います。水の呼び方です」
「呼び方?」
「中国では水は水。それ以外言い方はありません。でも日本では水、お水、お冷(おひや)
 いろんな言い方をしますよね? めんどくさいですよ」
「そっか。確かにいろんなモノにいろんな言い方があるよね。お茶をアガリって言ったり」
「そうなんですよ。それから挨拶も。ボクの友達が悩んでましたけど
 なぜ『おはよう』には『ございます』が付くのに『こんにちは』や『こんばんは』には
 ございますが付かないのか、とか」
「おー、確かに。こんにちはございますって言わないもんね」
「あっ! それから日本の医者! 聞いてくださいよ!」
「えっ? お医者さん? つーかヒートアップしてきたね」
「ワタルさん、言わせてくださいよ!」
「ああ、うん。何でも言って。オレが日本を代表して聞いてあげるから」
「この前、眼科へ行って来たんですよ。ボクは昔からドライアイなので」
「へー、目医者さんか。……で?」
「ボクはそのことを伝えたのに『あー、ストレスですね』とか言うんですよ!」
「ほほう」
「さらに風邪をひいて医者へ行ったときも『ストレスですね』って言われるし
 食あたりでお腹を壊したときも『ストレスですね』とか言うし、
 もう日本の医者はバカしかいないんですか!?」
「あははは。全部ストレスで片付けられちゃうってことか。面白いなぁ」
「ワタルさん、笑い事じゃないですよ!」
「ゴメンゴメン」
「ホントに日本の医者にはガッカリですよ……」
「でもそれはヒドイよね、Aさんはしっかり日本語も話せるのに」
「そうなんですよ。ロクに診察もしてくれないんです。だから今度歯医者に行く予定なので
 もしそこでも『ストレスです』って言われたらボクは国際問題にしますよ」
「……………」
 
日本のお医者さん、国際摩擦だけは避けたいのでココを見てたらちゃんと診察してください。
よろしくお願いします。
 
「ところでワタルさんは東京出身の方なんですか?」
「違うよ。オレは新潟っていうところだよ。知ってる?」
「新潟! 田中角栄! もちろん知ってますよ!」
「ちょ、なんで角栄なんて知ってるの?」
「ボクは初めて読んだ日本の本が田中角栄先生の『日本列島改造論』なんです!」
「マヂで? すごねそれ。オレ新潟人なのに読んだことないよ」
「ワタルさんダメじゃないですか! しっかり読んでください! あれは素晴らしい本です!」
「す、すいません……」
「角栄先生はホントにすごい人ですよ。ボクは日本人で一番尊敬していますから」
「へー、そうなんだぁ。田中真紀子には会ったことあるけど」
「えーっ!? あの真紀子先生に!? すごく羨ましいですよ! いいなぁ!」
「……そ、そう?」
 
まさか田中さん一族がこんなにも親しまれているとは思いませんでした。
越後人としてはチョット嬉しいかも。
 
「ワタルさんは新潟へはちょくちょく帰ってるんですか?」
「いや、ほとんど帰らないよ。冠婚葬祭のときだけかなー」
「そうですか。田中角栄先生が新幹線と高速道路を造ってくれたのにもったいないですね」
「う、うん…… そうだね……」
 
Aさん、詳しすぎです(>_<)
 
「ところでAさんは中国へは帰ってるの?」
「いいえ。日本に来てからは一度も帰ってません。旅費がすごく高いですから」
「そうだよね。お金掛かっちゃうもんね」
「ワタルさんみたいに新潟までの交通費ならすぐに帰りますけど」
「そ、そうだね……」
 
ホントにごめんなさい。
 
「ワタルさんは中国へ行ったことありますか?」
「ないよ。一度は行ってみたいと思ってるけど」
「えー? 中国のどこへ行ってみたいですか?」
「うーん、例えば万里の長城とか」
「ば、万里の長城!? ダメですよあんな所へ行っちゃ!」
「えっ? なんで?」
「あんなのただの壁ですよ! 大きい汚い壁! 面白くも何ともないですよ!」
「……そうなの? でも歴史的建造物じゃん」
「ダメダメ。あんなの行く価値ないですよ。だって工事が中断しちゃってるんですよ?」
「あ、そうだったの? 途中までしか道はないってこと?」
「そうですよ。だからあんな中途半端な所へは行ってはいけません。もう最低」
「そうなのかぁ……」
「中国人のボクが言うんですから間違いありません! 信じなさい!」
「は、はい。わかりました。頭に入れておきます!」
「よろしい!」
 
こんな感じでいつの間にかいろいろと指導されてる32歳のワタルさん。
勉強になります。(敬礼)
 
 
 
続いては、早稲田大学に在学中というBくんのお話。
見た目はイマドキの男の子なのに、すんげー頭がイイです。
しかもイケメン。
 
ある日の午後6時。
仕事の時間も終わり、ボクはその会社でこのBくんを交え
テレビのお天気キャスターの話をしていました。
どこの局のおねーさんがキレイだとか、カワイイだとか、そんな他愛無いお話です。
 
で、ボクが
「めざましテレビの愛ちゃんってカワイイよね」
って話をしたら、Bくんがニヤリと微笑み、こんなことを語り出しました。
 
「ああ、皆藤愛子ちゃんですか? 実物はもっとカワイイっすよ」
「えっ? なになに? Bくん知ってるの?」
「だって彼女も早稲田ですもん。オレ同じ学部で、友達っすよ」
「友達!? マヂで!?」
「はい。超いい子っすよ。もうみんなのアイドル」
「すげーーー」
「あ、今度飲み会があるんですけどワタルさんも来ます? 愛ちゃんも来ますよ」
「マヂでええぇー!? いいの? いいの?」
「全然いいですよ。ワタルさん私服なら学生に見えそうですし」
「キタ―――ぁw背drftgyふじこlp;@!」
「あははは。そのかわりワタルさん、お願いがあります」
「なになに?」
「今晩ボクにごはんご馳走してくださいよ」
「晩メシ? いいよいいよ、それくらい。いつでも奢ってやるよ」
「あざーっす!」
 
ってことで、この日を境にして
Bくんにはランチや晩ごはんを含めて10回くらいご馳走(接待?)してきました。
 
学生相手に何やってんだろオレ……
まぁいいや、ネタになるし。
 
 
そんな中、急にボクの方の仕事が忙しくなり
その会社へ足を運ぶ機会が少なくなってきました。
 
で、先日、2週間ぶりくらいに顔を出したんですけど、Bくんの姿がありません。
いつもは出社している曜日なのにおかしいな、と思い、周りに人に訊いてみました。
 
「ねぇねぇ、Bくんは今日は休み?」
「ああ、Bくんなら辞めましたよ。他のバイトをするとか言って」
「辞めた!? マヂで!?」
「はい。先週に突然。何か用でもありました?」
「い、いや、別にたいした用事じゃないんだけど……」
 
ボクの中では大問題です。
 
「あ、そう言えば大学も辞めるとか言ってましたよ」
「え? 早稲田も辞めちゃうの?」
「へ? 何言ってるんですか。Bくんは早稲田じゃないですよ。青学ですよ」
「……………」
 
  
 
 
 

「 あんだってぇー?! 」
 
 

 

「ちょっと待って! えーっと、オレには早稲田だって言ってたよ? ホントに違うの?」
「はい、青学ですよ。間違いなく」
「ってことは……」
  
 
 

「 するってぇーと、何かい? 
  あたしゃBくんに、こってりダマされてたと、
  そう言うことなのかい? ねえ?
 
  あはははは。
  とんだピエロだよ 」
 
 


まさかこの歳になって学生さんからマリオネットにされるとは……
恐るべき犯罪ヘヴン東京。
許すまじ青山学院大学。
 
  
 
         
         
         
         
          
   
 

「 えー、これが、俗に言う、『めざましテレビ詐欺』ですー。
  何も考えてない、アホな社会人を狙った
  とても稚拙で、非常に単純な犯罪です、はいー。
 
  こんなのに引っ掛かる人を、私は他に知りませーん。
 
  つまり、ワタルさんは、
  ただの、ミーハーな、バカだったと。
 
  古畑任三郎でした 」
 
 






 



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