2005/11/2

図書館ウォーズ
 

 
今日は午後から近所の図書館へ行って資料集めをしてきました。
 
図書館はウチからチャリンコで2分くらいの…… あっ!
そういえばチャリンコは捨てられたんだった……
だから、えーっと、歩いて7分くらいのところにある氷川図書館です。
(マウンテンバイクさん、このサイトを見てたら帰って来てください)
 
で、平日だから空いてるだろうなぁ、なんて思って余裕かまして行ってみたんですけど
とんでもない。
すげー混んでるんですよ。
読書の秋という名のキャンペーンが大好評実施中なんですよ。
 
てか、なんでこんなに混んでんの?
平日の昼間だよ?
もう、みんなこんなとこでサボってないでちゃんと仕事しろよ!(どうもすいません)
 
でもまぁ、なんとか2階のテーブルに空いてる席を発見して
無事そこに座ることができたので
目的の本を探して持ってきてイイ子に読書してたんですよ。
 
もちろん周りの人たちも
とても静かに礼儀正しくルールを守って読書しておりました。
 

ところが1時間後。
とんでもない敵が現れたのです。
  
 
それは細木数子っぽい謎のおばちゃん。
スリッパみたいなのを履いてパタパタ歩きながらやってきて
いつの間にか空いていたボクの隣の席にご着席になりました。
どうもありがとうございます。
しかもシャカシャカ言わせながらスーパーのビニール袋を持ってます。
その中には洗濯物みたいなのがギッシリ入ってます。
ワケがわかりません。
 
で、それを見て最初は
「変わった人が来たなぁ」
なんて思いながらも無視して読書を続けてたんですけど
しばらくしたら突然
 
「きゃははは!」
 
と、大声で笑い出したんです。
そのおばちゃんが。
 
 
で、すげービックリして
「なになに? コロコロコミックでも読んでるの?」
なんて思いながら隣にそっと目を移して
そのおばちゃんが手にしている本をチェケラッチョ。(チェケチェケラッチョ)
 
するとそこにはなぜか「三島由紀夫全集」の文字が。
 
 
ええぇーーー?
三島由紀夫全集ってそんなに笑えるの?
コメディタッチのセンテンスなの?
ボクはまだ一度も読んだことないんですけど
静寂を重んじる図書館の中でさえも思わず大爆笑してしまう内容なの?
マヂっすか?!
  
でも著者の雰囲気や予備知識から察するに、そんなことないと思うんだけどなぁ……
うーん…… でも読んだことないからそうとは限らないし……
気になるなぁ……
 
と、三島由紀夫さんについて疑問を抱いていたら
何やらもの凄い殺気のようなモノを感じました。
 
ボクがそのフォースに反応して周囲を見てみると
今まで静かに読書していた板橋区民の皆さまが
隣のおばちゃんを思いっきり睨んでおりました。
 
そりゃそうですよね。怒りますよね普通。いきなり大声で笑われたら。
ボクだってイヤですもん。
 
でもおばちゃんは全く気にせずに
「きゃははは!」
と、再度新たに笑い声をあげて大変喜ばれております。
誠におめでとうございます。
 
 
んで、そのうち静かになるだろうからガマンしよう、って思って無視してたら
またしても新たな殺気がボクを包み込みました。
今度はさっきの殺気とは少し違います。
(↑「さっき」と「殺気」をかけてみました。よろしくお願いします)
 
 
周囲を見てみると、なんと、今度は多くの人々がボクを睨んでるんですよ。
いい子にして静かに読書を満喫しているこのボクを。
なーぜー?? 
 
すると、その中のひとりの人(ロングヘアーのキレイなお姉さん)が
ボクに向かって目で合図しながら顔を横に振るんです。
 
つまり、
「あなた、隣の席なんだから、ちゃんと注意しなさいよ」
みたいな。
 
えーーー
オレが注意すんのー? このおばちゃんををを?
ヤダよーーー
だって怖いもん!
細木数子に似てるんですよ?
 
そりゃね、注意するのが良い事だってのはボクにもわかりますよ。
ええ。わかりますとも。大人ですから。
でもね、もしこの人が「とっても危ない人」だったらどうするんですか?
責任持てます?
 
例えばですよ、仮にボクが注意したとして、
 
その途端に突然思いっきり逆ギレされて
持ってたスーパーのビニール袋に隠してたライトセイバーを取り出して
 
 
 
  (ブォーン)
 
 
  
「 あなたも暗黒面に落ちなさい! 」

とか言われてサクッと殺されたらどうするつもりですか? 
 
板橋区は東京都内で殺人事件の発生率、めちゃめちゃ高いんすよ。
あなたそれわかって言ってます?
先月も人がひとり死んでんねんで!
 
キレイなお姉さんだからって無責任にそんなこと指示するのは許しませんよ。
まったく。
 
それにですよ、仮にボクがこのような命の危険を冒してまで注意して
そのおばちゃんの心を入れ替えさせることができたとしても
みんなはそれほど感謝してくれないでしょ?
 
そこのお姉さんが
「わあ、ありがとう! なんてステチな人なのかしら。ウフ」
とか言って電車男ならぬ図書館男みたいな感じになって恋が芽生えて
エルメスのティーカップ贈ってくれますか?
ありえないでしょ?(つーか、あったらそれはそれでイヤだけど)
 
 
と、いくら心の中でこのような妄想を続けていても
ボクに何かを期待しながら視線を送っている人たちには全く何も伝わらないワケで。
何の意味もないワケで。
 
 
はぁ…… どうしよう。
 
 
どうすんのオレ。
 
どうすんのよー?!
 
 
 
 
 






 

 しょうがないからライフカードを取り出して考えるワタルさん。
 選択肢は4つです。
 


 

 そしてボクはここで得意の「忍法」を選択します。  
 その名も、我が家に代々伝わる門外不出の奥義 「無職忍法・寝たフリ」です。
 

 
フフフフ、完璧な作戦だぜ。
これなら注意できないもんね。
だってボクは寝てしまってるんだからムリだもの。
だからもう勇者のボクには期待しないでね。
ふははははは
……か、勝った!(勝利確信)
	
	 		  
では、さっそく。
 
 
 
 
「 ZZZZZZ zzzz ....... 」
 
 
 
( てか、ホントにこのまま寝ちゃおうかな )
 
 
と、勝ち誇った寝顔で余裕をかましてたら
この後、とんでもない事件が起こったのです。
 
ボクが命懸けで実行させていただいたこの忍術を
一気に無効化するドラスティックな出来事が。
 
 
 
なんと!
ボクが寝たフリを始めたらすぐ、隣のうるさいおばちゃんが
「あらやだ、もう行かなきゃ」
とか言って、何もなかったようにスタスタ帰ってしまわれましたのです!
 
「 …………… 」
 
 
			   
あのー、ボクはどうすりゃいいんですか?
このまま閉館時間まで寝ていろと?
 
つーか、そもそも寝たフリをした後のことなんて
始めから何も考えておりませんでしたこんなボクですみなさんこんにちわ。
 
めちゃめちゃ気まずいんですけど。
 
うーん、どうしようかな……
やっぱりずっと寝てるワケにもいかないので勇気を出して目を覚ましてみようかしら。
大体ボクがわざと寝たフリをして注意するのを避けてたなんて、誰も思ってないよね?
そうだそうだ。
そうに決まってる。
なんだ、心配して損しましたよ。
  
と、自分に言い聞かせて瞳を開けるワタルさん。
 
  
 
(パッ)
 
 
 
しかし、そこには
今まで感じたことのない冷たい視線の数々が……
 
 
 
ざわ……  ざわ……
 

 ヒソヒソ……
 
       ヒソヒソ……

 

なにこの四面楚歌。
一体ボクが何をしたというのですか?!(寝たフリです)
 
 
つーワケで
打たれ弱いワタルさんはその場の雰囲気に耐え切れなくなり
誰からも着てない携帯のメールを開いてみて
いかにも急用ができたっぽい表情を作るという華麗な演技を無料で披露しながら
その場から霧のようにフェードアウトしたのでした。
ヤッタネ☆
 
 
 
んで、帰り道にある近所の公園に寄って
暖かい日差しを浴びながら1時間くらい、こんな風に楽しい時間を過ごしました。
 
 
 楽しいなぁ。
 

       

 2005/11/6

ハングリー精神のススメ
 

 
えー、先月会った友達に、最近の出来事などいろんな話をしていたら
「ワタルはまだまだハングリー精神が足りないな。甘い!」
って言われました。
 
うーん…… ハングリー精神かぁ。
確かに今までそんなことあんまり考えたことなかったけど
それってそんなに重要なことなの?
オナカなら常に減ってますけどそれとは違うの?
つーか、今さらハングリー精神って、古くね?
 
なんだかボクの中ではハングリー精神の追求って
運動部がトレーニングでうさぎ跳びするくらい時代遅れなイメージがあるんですけど
そうぢゃないの?
 
でもまぁ、友達がそう言ってアドバイスしてくれたので
一応そのハングリーなんちゃらってやつを真剣に考えてみることにしました。
 
 
えーっと…… ん?
ちょい待ち。

オレってすでに結構ハングリーな生活してるんぢゃねーの?
毎月ギリギリの生活だよ?
月の食費は5000円だよ?
これ以上どうしろと?
これでもまだ贅沢だって言うの?
 
そうか。
そうだったんだな。
よーしわかった。
そこまで言うのならもっと限界に挑戦してやろうぢゃねーかこのやろう。
 
 
ってことで
ひとり暮らしを始めてから今まで一度も切らしたことがなかった
大好きな「納豆」と「ヨーグルト」までもを断絶して
まずは冷蔵庫をカラにしてから
ほとんど食べないで力石徹のような生活をしてみました。

 

ひとり暮らしのくせに無駄にデカイ冷蔵庫
(電気代がもったいないなぁ)



ドアを開けると水と調味料
そしてタマゴが1つ (しかも賞味期限切れ)



メインルームにも大好物の納豆とヨーグルトの姿はなく
梅干しと味噌とバターのみ
 
 
フフフフ、まさにハングリー。
これで自分をさらなる窮地に追い込み、新境地への悟りを開いて見せましょう。
恐らくこれならネオワタルさんに変身しちゃうのも時間の問題です。
やべー、なんだか緊張してきた……(どきどき)
 
 
とか思いながら1週間くらい食生活を極限状態のまま続けてたら
体重が一気に4キロ減って、なんだかめまいがしてきて、死にそうになったので、
冒頭に書いた友達に電話して
「ハングリー精神をアップさせるのってツライなぁ」
と現状を報告してみたら
 
「そういう意味ぢゃねーよバカ」
 
って言われてすげー呆れられたので
今から駅前の松屋まで豚めし(大盛り)を食べに行ってきます。
どうもありがとうございました。
 
 
 
 

我が家のパキラ成長リポート
住人の成長とは裏腹に元気に育ち続けるパキラさん。
つーか、デカくなりすぎぢゃね?
どこまで伸び続けるんだよコイツ。
 
あ、ひょっとしたらこのまま天井を突き破ってジャックと豆の木みたいになるのかも。
もしくはスーパーマリオの4-2面みたいになったりして……
 オラ、なんだかワクワクしてきたぞ!
			   



     
 2005/11/9

天才サボテンダー
 

 
みなさんこんちくわ。
コラム界のナイチンゲール症候群、ワタルです。
特技はスーパーの中でマロニーちゃんを売ってる場所を探すことです。
よろしくお願いします。
 
えー、今日は、ボクのお気に入りテレビCMのお話をしようと思います。
それは『インテルのサボテン』です。(←リンク先のCMギャラリー) 
 





いいですよねー、このCM。
こういうの大好き。
 
つーか、このサボテン、すげー欲しいです。
			   
ってことで
 
さっそく近所の花屋さんまで行って
サボテンを買ってきちゃいました! やたー!
 
 
ぢゃぢゃーん。

 

で、こいつが買ってきた変なサボテンです。(変なって言うな)
 
見ての通りCMのやつとは似ても似つかないサボテンですが、まあいいです。
こいつが愛のキューピッドになればもう何でもいいです。
誰が何と言おうとこいつがローマ神話で言うビーナスの子供なんです。
ギリシャ神話で言うエロスなんです。間違いありません。
 
 
フフフフ、これで万事OK。
さっそくこのサボテンの前でカワイイあの子に電話をかけて……

 
 
って、かける相手がいねえぇーーーーー

 

 
という、このような自虐的なネタはそろそろ飽きてきたので
やっぱり今回は普通のマジメな話をしようと思います。
 
 
えっと、今日も午後から図書館で資料集めをしてきました。
ちなみに最初に言っておきますが
今日は11月2日にあったような大事件は何もありませんでしたので
拝啓 晩秋の候、皆様におかれましては益々ご清祥こととお慶び申し上げます。
                                  敬具
 
で、2時間くらいしたら息抜きに
「何でもいいからテキトーに本でも読もうかな」
ってことになり、ふと目に留まった
『頭がよくなる秘密ノート』(児玉光雄著)
という本を読むことにしました。
 
ボクはいつもテキトーに本を読む時はタイトルだけを見て
「面白そうだな」
って思ったらどんなジャンルでもとりあえず読んじゃう人間ですので
今回はこのタイトルに惹かれまくりました。
 
だってあなた、頭がよくなっちゃう秘密のノートですよ?
読むだけで頭脳明晰になる秘密のノートが書籍化されてるんですよ?
やばくね?
ひょっとしてこれ読んだらボクもマサチューチェッチュ工科大…あ、噛んだ
えーっと、マサツーセッチュ…ああ、もういいや。やめた。MITのことな。
とにかく凄いことになるかも知れないんですよ!(ヤケクソ)


 
つーワケで
そこに書かれていてボクが興味深いと感じた、幾つかの文をご紹介しましょう。
 
天才とは才能のある人のことではない。
思考パターンと行動パターンが普通の人たちとは違う人のことだ。
思考パターンが行動パターンを支配する以上、天才の仲間入りをしたかったら、まず思考パターンを改めることだ。

天才とは、情熱的な人。
自分の資産価値を高めるために情熱とこだわりを絶やさない人。

人生において良いことばかり起こる一握りの人間がいる。
彼らは運がいいのではない。
自分のやりたいことをやり続けた結果、良いことが起こるのだ。
彼らに「挫折」という言葉はない。

夢は趣味であってはいけない。多くの人が人生を楽しむための趣味と、人生において命を賭けて取り組む夢とを取り違えている。
本職を追い求めて、その息抜きとしてのみ趣味はある。
だから趣味を本業として追い求めるにはリスクが大きすぎる。
人間には寿命がある。
1000年も生きなければ達成できないような夢は捨て去る。
それがリスク管理だ。

経験の長さが天才そのもの。
どんなに才能があっても経験という実績には勝てない。

たった一つのやりたいことに執着してそれに人生を賭ける。
一日ひとつだけでいいから自分のやりたいことを進める。
それが天才と呼ばれる人々だ。





           

 2005/11/13

六本木ヒルズ潜入作戦
 

 
最近、創作活動をする中で、自分の想像力に限界を感じるようになりました。
型にハマッた発想が多くなり、自分が求める飛躍的な展開ができない状態。
 
前回書いたこの一文、
『経験の長さが天才そのもの。どんなに才能があっても経験という実績には勝てない』
これはホントにその通りだと思います。
 
どんなに想像力が豊かな人でもやっぱり経験者のそれには敵わないですし
「無」から創造するのには限界があってリアリティにも欠けますから。
そしてリアリティのない物語は必然的に面白さにも欠ける。これが定説です。
 
創造の基本は頭の中にある知識に付随したモノからしか枝葉は伸びないので
たくさん読書をしたり映画を観たりするのも勿論大切だとは思いますが
結局は頭でっかちになって薄っぺらい知識だけが増えて行くような不安感。
 
今までは自分勝手に納得して自己満足だけで行動してきたという
この異常なまでに頑固でアマノジャクな生き方を変える時が来たのかもしれません。
 
つーことを、ふと思いながら、ボクにとっては珍しくシリアスに熟考してみた秋の夜長。
 
 
――――――――――――― マジメな話はここまで ――――――――――――――――
 
 
で、ここからは先週の水曜日から金曜日にかけて実際にあったお話です。 
 
何気なく適当にテレビをつけてボケーっと某番組を見ていたら
イマドキのオサレな企業さんとかが次々と出てきまして
「六本木ヒルズにオフィスを構える企業たち」
みたいな特集をしてたんですよ。
 
そしたら奥さん、なんと! 1フロアの賃貸料が月5000万円ですってよ!
すごくね?
そんな金あったら自社ビル建てろよ、って思いますよね?
でも違うんですって。
六本木ヒルズにオフィスがあるというステータスだけで社員の仕事意欲が向上して
お客様に対しても名刺を見せるだけで抜群のPR効果と信頼効果があるんだとか。
それで実際に売上も右肩上がり。
なるほろ、今はそういう時代なんですね。
 
 
で、ボクはその場面を見てこう思ったんです。
「こういう所で働いてる人たちって、どんな生き方や考え方をしてるんだろう?」
って。
普通にこんな疑問を持っちゃいました。
そして、それをモノ凄く知りたい欲求に駆られたんです。
日本最高級の文化とセキュリティーを誇るこのビルで働いてる人たちのことを。
なぜかはよくわかりませんが、今それを知らなくちゃいけないんだって
直感でそう思ってしまいました。(たぶんこれも謎の守護霊のお告げ)
 
では、実際それを知るにはどうしたらいいのか。
 
「六本木ヒルズで働いてる誰かと知り合いになればいいんぢゃね?」
 
うん、いいねそれ。
そうだ、そうだ。そうしよう。
極めて単純な答えだ。
  
では、お知り合いなるにはどうすればいいのか。
 
うーん…… その現場へ行って「友達になってください」とか言っても不審がられるし、
六本木ヒルズで働いてる友達を紹介してくれる友達も今はいないし、
ネットでそういう人を探してコンタクトをとってもうまく行くとか限らないし……
 
それに、もし誰かと知り合いになれて直接いろんな話を聞けたとしても
それは冒頭で書いたように自分の経験ではなく単なる知識に過ぎないんだよなぁ。
つーことは結局それなら今までと何も変わらないんぢゃね?
知識より経験を求める今のボクにとって無意味なのではないか。
 
 
うーん……
どうしようかな……
 
 
あっ! そうだ! 
いいこと考えた!
 
 
  
それならオレが六本木ヒルズで働けばいいんぢゃね?
     キタコレ。 今までの自分には絶対にあり得なかった画期的な思考。 まさかここまでドラスティックな提案が思い浮かぶとは自分でも驚きです。 どうもありがとうございます。(敬礼)     つーワケで、ひょんな事から突然アクチブに生まれ変わったワタルさんは さっそくネット上にある求人サイトにアクセスして次々とパトロール。   何かないかなー。 勤務地が六本木ヒルズでオレが興味を持てそうなステチなお仕事……     おおーっ! あったあった! いいぢゃんココ! それに仕事内容も今まで全くやったことのないヤツだから実に興味深いし。 よし! ここにしよ、ここにしよ。(即決)   で、速攻でサイト上からその某企業へ 自分の個人情報や履歴・職歴などをサクッと入力して送信。 募集していた求人への応募完了です。 やたー!(早すぎ)     とまぁ、この時点では、 最初の選考で落とされて面接すらさせてもらえずこのコラムのネタになって終わって また次の仕事を探してみようかなぐらいにしか思ってなかったんですけど えーっと、なぜかこの後   「●●月▲▲日■■時に面接をさせていただきたいので弊社までお越しください」   っていうメールが届いて 「マヂっすか!?」 ってことになったので、指定されたその日時に 六本木ヒルズにオフィスを構える某企業まで面接に行ってきました。 いや、冗談じゃなくてホントに。       そして面接日当日。       とりあえずスーツで行かなくちゃいけないので 玄関の脇にあるクローゼットから1年ぶりにスーツを取り出してみたら 恐ろしいほどカビだらけでビックリ。 黒いスーツのはずなのに、白いまだら模様に覆われております。 しかも変な臭いもギュンギュンします。ヤバイです。   でもクリーニングに出す時間なんかないので ひとまずファブリーズをスーツ全体にジャンジャン吹きかけてタオルで乾拭き。 応急処置は大成功です。     で、その汚いスーツを着て地下鉄に乗り、いざ六本木ヒルズへ。     ココへ来るのは去年の12月以来2回目(→去年のコラム参照)なんですけど オフィスビルの部分に潜入するのは初めてなのでちょっとドキドキ。   ちなみにこの六本木ヒルズ(森ビル)のオフィスは、エレベーターが UL階ロビー(upper lobby:偶数階行のロビー)と LL階ロビー(lower lobby:奇数階行のロビー)の2つに別れているので 行き先によってまずこの2つのロビーのどちらかを選択しなくてはなりません。   で、行きたい階があるロビーの受付へ行って、そこにいるキレイなおねーさんに 自分の氏名が確認できる身分証(免許証など)を提示して入館証を発行してもらい それをエレベーターホールの前にいる警備員さん(駅の改札口みたいになっている)に 提示して、やっと目的の階へ進むことができる仕組みになっています。 このセキュリティーは凄すぎです。(つーか、めんどくせーっての)     とまぁこんな感じで近代技術の結晶を肌で感じながら 目的の企業の面接室へ時間通り無事到着したワケですが この後、ワタルさんを襲うとんでもない出来事が……!!     一体、どうなってしまうのかー!?      (つづく)                   あ、やっぱり続きません。 全部書きます。 みんなに怒られるのイヤだから。     えーっと、この後は普通に面接をしてもらいましたよ。 すごく頭の良さそうな2人の面接官に。 もう完全に自分とは生き方が正反対であろうヤリ手のビジネスマンに。   で、ボクも一応この面接に備えて1日がかりで 「完璧な面接へのシミュレーション・シナリオ&フローチャート」 を作って頭に叩き込んでましたので、そつなくこなせたような気がします。 マジメさをアピールしながらも、ちゃんと笑いもとりましたし。(←コレ重要) 特に志望動機については、それだけでココのコラム2本くらい書けちゃうくらいの 面白いストーリー(ホントに面白いんだってば!)を考え抜いて 2人の面接官を相手に熱弁させていただきました。     面接時間は約30分。   「それでは、採用についての合否は3〜4日後にお知らせしますので」    こう告げられて家に帰って来たワタルさん。 オナカが減ったので台所でパスタを茹でて食べようとします。 するとそこで携帯電話の着信音が鳴り響きました。   携帯の画面を見て番号を確認すると、その相手は 面接を受けた某企業の採用担当の人からです。     「もしもし? ワタルさんですか? ●●●の●●ですが」 「あ、はい。お世話になっております。先程はどうもありがとうございました」 「いえいえこちらこそどうもありがとうございました。  それで、早速なんですが、今日の面接の結果をお伝えしようと思いまして……」 「え? あ、はい……」     おいおい、それって3日後ぢゃなかったの? やっぱりダメだったんだなー。 そりゃそうだよな。うん。 よし、すぐに次を探そうっと。 なんて思っていたら、意外な言葉が。    「是非ウチで働いて欲しいんですけど、いかがでしょうか?」 「……はぃ??」     何この急展開。     「あのですね、本来なら来週まで検討する予定だったんですけど  ワタルさんの気持ちが変わる前にすぐにでも返事を聞きたくて。どうでしょう?」 「え、あ、あの……本当ですか? 私なんかで本当によろしいんですか?」     もうね、思わずこう言っちゃいましたよ。マヂで。 だってオカシイですもん、何かが。絶対に。 そしたら     「もちろんです。あなたのような人を待っていたんですよ!」      って、えーーーっ?! 今までどんな人間を待ち続けてたんだよ! ダメ人間マニアですか?   つーか、こんな男でホントにいいの? 3年間ずっと無職だったんだよ?  職務経歴書ちゃんと読みました? 上場企業のくせに何か企んでない? ひょっとして怪しい壷とか売る気? その言葉を素直に信じちゃっていいの?   うーん……   でもまぁそう言っていただけるのなら とりあえずココは   「ありがとうございます! よろしくお願いします!」     ってことになり、 急すぎて自分でも何だかよくわかりませんが 来週から六本木ヒルズでお仕事をすることになっちゃいました。    以上、無職生活終了のお知らせでした。(実話)




           

 2005/11/15

環状七号線の女
 

 
ボクは1ヶ月くらい前から、近所を1時間くらい散歩することを日課にしています。
理由は、体力が衰え始めたからです。(情けねえ理由だな)
 
もちろん今日も午前11時頃から出発して
昼メシ前に元気にテクテク歩いてきたんですけど、その途中で
とある運命的なイベントが発生しちゃいました。
 
ですので、とりあえずその報告を
ココで大々的に発表してみようと思っているのでもう誰もボクを止める事はできません。
ホントは心の底で誰かに止めて欲しいと思ってますけどあなたの力では無理です。
残念ですがその程度のパッション&エナジーでは抑えることはできません。
だってボクにはわかるんですもの。
あなたが思っていることが。
 
「ワタルの奴、働いたら更新できなくなるから最近たくさん更新してごまかしてるんだぜ」
 
こう思ってるんでしょ?
最近の更新頻度の出来高に疑問を持ってるんでしょ?
東証一部の売買高が過去最高を記録したことに連動したこの動きに違和感があるんでしょ?
「へなちょコラムもついにバブル突入か!?」とか思いながら陰でバカにしてるんでしょ?
 
フフフフ…… とんだ甘ちゃんだぜ。
これがゆとり教育の弊害ってやつですか? 
まったく困ったものです。
 
あのなぁ! 
フォントの大きさを大にして 声を大にして言うからよく聞いておけよ!
いいか!?
誤解のないように言っておくけどなぁ!
全くその通りですどうもすいませんごめんなさい許してください反省してます。
だって今しか書けないような気がするんですものお願いだから勘弁してねウフ。
 
 
まぁ、でも、よく気が付きましたね? ボクの駆け込み更新の真相に。
ひょっとしてあなた、タダモノぢゃないですね?
いやいや、謙遜なさらずに。ボクには分かってますから。 
やるなぁ〜
くのくの〜(わき腹を肘でつつきながら)
  

というワケで、散歩してきた話に戻ります。
 
えー、本日のお散歩パトロールコースは
マンションを出て石神井川沿いを首都高方面に歩いて→ 中山道 → 環状七号線 → 川越街道
という、かなりアグレッシブなロードを選択をさせていただきました。
どうもありがとうございます。
これは中板橋のお散歩マイスターと称され、時には神とまで崇められているボクにとって
いわゆる「王道」とされている聖者の極秘コースなので
本来なら警備上こんなサイトでいけしゃあしゃあと公表するワケにはいかないのですが
今回は特別にこの場を借りてプレスリリースすることにしてあげましたので
もっと素直に感情を爆発させて喜んでもよくってよ?
 
 
で、物語は環状七号線をルンルン気分で闊歩していたときのことです。
 
突然ボクの横(正確には少し前)に1台の車が停まりました。
見るとその車は黒のボルボ(左ハンドル:ステーションワゴン)でした。
 
そしてその後、おもむろに運転席の窓が開き
そこからキレイなおねーさんが顔を出したんです。
パッと見、松嶋菜々子に似た感じのホントにキレイなおねーさん。
 
「わぁ、美人だなぁ」
 
なんて思いながらチラ見をしつつ横を通り過ぎようとしたら、なんと!
 
「あのー、すいません……」
 
と、ボクに声を掛けてたてのきでんす!(落ち着け)
 
 
えーーーっ?? なになに??
ひょっとしてこれが噂の逆ナンってやつ?? マヂョで?! 
よくわかんないけどナカイタ最高!! 
 
と、脳裏でこっそり思いながらワクワクしてるのを必死に抑えつつ
 
「はい? どうかしました?」
 
と、いかにもクールな好青年っぽく応答したら
その松嶋菜々子似のおねーさん(以下ナナコ)は
 
「あのぅ、環七へ行きたいんですけど、道わかりますか?」
 
と言ってきたのであります。
 
 
うーん……
ここでボクは「シンキングタイム FOR オレ」に入ります。
 

「環七わかりますか?」って、ここが環七ですよ?
ひょっとしてわざと言ってるの?
オレのアドリブ偏差値を試してるの?
 
もし普通に「ここが環七ですよ」って言ったら
「つまんない男ね」とか言って舌打ちとかしちゃうタイプ?
 
それとも、素直にそう教えたら、彼女のプライドを傷つけてしまって
「私ったら……なんて恥かしいの…… イヤーッ! もう死んでしまいたいわっ!」
と言いながら錯乱して高層マンションの自室から飛び降り自殺とかしちゃうタイプ?
マヂで?!
もしそうならそんな事オレ絶対言えないって!(考えすぎ)
 
つーか、ホントに分かってないのかな?
素直に答えてあげてもいいのかな?
それとも気の効いたジャパニーズジョークを言うべきなのか……
どっちなの?! 
 
うーん…… 
彼女のプライドを傷つけず、かつ、今後の発展に繋がる言葉……
  
 
あっ! 
わかった!
 
 
それならオレも知らないってことにすればいいんぢゃね?(←天才)
 
 
でも、そうするとナナコはこの場からすぐに去って行っちゃうよな。
それはマズイ。
もったいない。(?)
 
 
ってことで、
瞬時にその場で考え抜いた末
ボクはオサレにこう言い放ったのでした。
 
 
「……環七!? 環七ですか!? 
 偶然ですね、実はボクも環状七号線を探して旅をしているんです。
 もしよろしければ一緒に探しませんか?」 
  
 
き、決まった!(勝利確信)
完璧ですよこのセリフ。
全ての要素を兼ね備えているではありませんか! やたー!
 
 
ちなみにボクの予想では、この後こうなるハズでした。
 
 

ワタルの未来日記 / ボルボのナナコ篇


「あのぅ、環七へ行きたいんですけど、道わかりますか?」  
「……環七!? 環七ですか!?   
 偶然ですね、実はボクも環状七号線を探して旅をしているんです。  
 もしよろしければ一緒に探しませんか?」   
「まぁ! そうなんですか? それなら是非一緒に探しましょう」  
 
 (ここでドラクエの仲間が増えたときの音楽が流れる)
 
「さぁどうぞ、乗ってください」  
 
 助手席へ案内されるワタル。  
 そしてしばらくの間、楽しくドライブをする2人。  
 ワタル、環状七号線の道路標識を見つけて指差す。

 
「あれっ?! ひょっとしてここが環七だったの?!」 
「え〜? ウソ〜? ホントにぃ?」 
「あははははは」
「うふふふふふ」
「ところで、お腹空きませんか? そろそろお昼ですし」
「そうですね。何か食べに行きましょうか」
「実はボク、美味しいラーメン屋さんを知ってるんですよ」
「あら、そうなんですか? なんていうお店?」
「その名も ハンサムらーめん です」(キラーン)
「ス……ステキ」(ぽっ)  
 
 (ここで Misia の Everything が流れる)  
 
 ♪すれ違う 時の中で あなたとめぐり逢えた   
   不思議ね 願った奇跡が こんなにも側に あるなんて
   
 
  車を走らせるナナコ。
  ハンサムらーめんの駐車場に車を停めてワタルを見る。  
  そしてフジTVのドラマ「やまとなでしこ」の神野桜子のように

 
「今日は、たったひとりの人にめぐり逢えたような気がする……」  
 
 
♪You're everything You're everything   
   あなたが想うより強く やさしい嘘ならいらない 欲しいのはあなた
 
 
 (ここでスタッフロール)

未来日記 / おわり
 
 
フフフフ。
まさに完璧ぢゃないですか。
これでナナコのハートをガッチリ鷲づかみですよ! 
 
∩( ・ω・)∩ ばんぢゃーい       でも、実際にこのセリフを言ってみたら、こうなりました。           ↓     「……環七!? 環七ですか!?   偶然ですね、実はボクも環状七号線を探して旅をしているんです。  もしよろしければ一緒に探しませんか?」    「え? あ、そうですか、すいません…… どうもありがとうございました……」   (ブォーーーン)  そしてボルボに乗ったナナコさんは アクセルを踏んでどこかへ行ってしまいましたとさ。        
あはははははははは……



普通に教えときゃよかった…… んぐっ……




 2005/11/20

デフォルト装備
 

 
みなさんこんちくわ。
コラム界のドクターマシリト、ワタルです。
趣味はバームクーヘンを1枚ずつキレイにはがすことです。
よろしくお願いします。
 
 
えー、もうすでに各メディアから連日報道されている通り
月曜日から六本木ヒルズにある某企業で働くことになっちゃったワケですが
ひとつ大きな問題があることに気付いてしまいました。
 
今まで全く考えたこともなかったヒルズ通勤者たちの落し穴。
無職のボクにとっては「熟睡中におはようバズーカを発砲された」ような衝撃。
我が家の家計簿に大きな影響を及ぼしかねない新たな現実。
 
 

    うーん…… ヤバイな。 オレ、そんなにたくさん服持ってねーよ。 前に勤めてた会社でも部署を移ってからは私服通勤だったけど 上京してからのこの3年間、ほとんど新しい服買ってないもん。   だからと言ってスーツで通勤しろと告げられても サラリーマン時代に着てたスーツやネクタイ&シャツは仕事を辞めた時にみんな 地元の友達にあげてきたので普通に着れるのは実質1着しか持ってないから それはそれで困るんですけど。(結局どっちもダメぢゃねーか)      どないしよ?       夏ならテーシャツ着てりゃいいけど、もう冬だもんなぁ。 いつものように貧乏学生のようなキタナイ格好でいいの? 「お前、トシ幾つなんだよ……」 って上司から言われるのも辞さない中途半端でだらしない服装でいいの?   いや、やっぱマズイだろそれ。 なんてったってあの六本木ヒルズだもんなー。(まだ2回しか行ったことないけど)   だってあそこはドラクエで例えるなら「ラスボスが住んでる城」みたいな所でしょ? ある意味魔界でしょ? そうだよね? そんな場所にいつものような格好で乗り込むってことは 「たびびとのふく」を着てラスボスに会いに行くようなもんですよね? そりゃ殺されるって絶対! しかも周りのみんなは「プラチナメイル」や「ミラーアーマー」を装備しながら 「はぐれメタルのけん」(最新型携帯電話)をブンブン振り回してるんですよ? それでも突入しろって言うんですか? こっちの武器は「ひのきのぼう」(未だにN-503@S)だけだというのに? いやいや、それはさすがにいくらボクが伝説の勇者だと言っても無理ですって! ヤバ過ぎますって!(主に貧富の差が)     あのね、オンラインではいつも貧困をネタにして喜んでますけど オフラインでは何気に見栄っ張りでエエカッコシイなワタルさんは 職場で外見からみすぼらしさを悟られてはいけないな、と思っているワケですよ。 わかります? 結構スケール小さいんすよボク。(慣れたら態度デカイっすけど)      ってことで、 仕事へ着て行く服をわざわざ購入するために しょうがないから今まで大事に育ててきた株を一部売却して そこから現金を捻出して池袋にあるオサレげなお店をパトロールしまくって 六本木ヒルズっぽい服(どんな服だよ?)を 次々とテキトーに見繕ってガッツリ買い込んで来ました。 やたー!     ちなみに、シャンフォールが言った言葉に 「立派な身なりの愚か者がいるように、見かけは立派な愚行がある」 というものがありますので、みなさんは気を付けましょう。      
















 2005/11/27

お仕事一週間メモ
 

 
えー、今回は最初に謝っておきます。
ごめんなさい。
 
今から仕事に関するいろんな愚痴や出来事を書き連ねますが、許してください。
本当はカッコ悪くて情けないと思われるからこんなこと書きたくないんですけど
このサイトで毒を吐かないと頭がおかしくなりそうなので予めご容赦ください。
 
 
では行きます。
 
 
就いた仕事は、まるで地獄です。
こんなに理不尽でツライ職種があったんだなぁ、と実感中です。
まだ一週間しか働いてませんが、とにかくヤバイです。
最初は「何かの罰ゲームかな?」って思うくらい
心から冗談であって欲しいと願うようなお仕事。
 
もちろんボクだって楽な仕事があるなんて思ってませんし
入社前から「ちょっとヤバそうだなぁ」とは薄々感じてはいましたけど
まさかここまでとは、ビックリです。
 
ちなみにここで言う地獄とは
「肉体的なキツさ」ではなく「精神的なキツさ」のことです。
 
ぢゃあそれは一体どんなお仕事なの? って話なんですけど
仕事の内容については残念ながらここに書くことはできません。
俗に言う「大人の事情」ってやつです。
 
まぁその代わりにと言っちゃあナンですが
今までこの仕事に関わった人々のリタイア実績を挙げますと
 
  
 ノイローゼになって辞めちゃった人、数名
 胃潰瘍になった人、多数
 一番長く勤めた人でもたったの2年(1人)
 1日で辞めちゃった人、多数
 1ヶ月でリタイアなんて当たり前
 最短で辞めた人は入社後1時間で「オナカが痛い」と言って逃亡
 タバコを買いに行くと言ってそのまま帰って来ないヤツ1人(現在行方不明)
 
 
とまぁ、こんな感じです。
 
最初に上記のような話を聞いたときは
「またまた、そんなバカなぁ〜。みんな根性ないっすね〜」
なんて言いながら余裕かまして笑ってましたけど
実際自分でこの仕事を体験してみて納得しました。
これは生き地獄です。間違いありません。

誰が死んで、誰が生き残るのか。
まさに「六本木ヒルズ・バトルロワイヤル」。
突然通うことになってしまった都会に潜む戦場。
 
オラ、なんだかワクワクしてきたぞ!(しねーよ)
 
 
だって、日を重ねるごとに神経衰弱していく自分がハッキリわかりますからね。
これは凄いことですよ。
気を抜くと死にたくなりますから。マヂで。
 
自分では入社前の精神状態が今まで生きてきた中での「底」だと思ってましたけど
「……え? まだ下があるの? まだ落ちるの?」
っていう感じで自分の谷底を再認識。
まったく下が見えません。
底はどこですか?
まるでブラックマンデーの株価のような勢いです。
 
 
ちなみに
「そんな暗い話ばかりしてるけど、楽しいこともあるんでしょ?」 
と言われる方もいらっしゃると思いますが、えーっと
 
ないです。(キッパリ)
 
  
もちろん全くないワケぢゃないんですけど
苦痛 → 90%
普通 → 5%
どーでもいい → 3%
楽しい → 2%
こんな比率です。
 
なので、楽しいことや嬉しいことがあって精神状態が少し回復しても
すぐに谷底へ突き落とされます。容赦なく。
 
しかも、一番最初に友達になった人が
ボクが入社して3日目に体調を崩して入院してしまいました。(精神がボロボロになって)
これはキツイっすよ。
すっごくいい人で、会った日に意気投合して仲良くなったんですけど
マヂで泣きたくなりました。
 
彼には早く良くなって戻って来て欲しいなぁ、と思う反面、
無理しないでいいからもうこんな仕事辞めちゃいなよ、と思ってしまう
そんな複雑な心境になる恐ろしい職場です。
 
 
それならオレも辞めればいいんぢゃね?
 
 
普通ならこう思いますよね。
うんうん。確かにその通りです。
それができればどんなに楽か。
別に働かなくたって今まで通りの生活はできますし。
最初からこの仕事にこだわる理由なんて全くありませんから。
 
 
でも、それはできません。
ムリなんです。
 
理由は2つ。
 
 
1つは、
キツイから辞めるなんてカッコ悪いから。(←単純だなぁ)
 
だってそうでしょ?
情けないでしょ?
お前もその程度の男かよ、って思われるのはシャクでしょ?
逃げてんぢゃねーよ、って話ですよ。
一応こんな感じの変なプライドだけはまだ持ってますので。
それならこんな愚痴も書くなよバカ
 
まぁそのうち辞めるとは思いますけど、すぐに辞めちゃうってのは却下です。
せめてネタになりそうなことを全て吸収してから離脱しないと意味ないもん。
だから意地でも出社してやるもんね。このやろー。
 
 
で、大事なのはもう1つの理由なんです。
これがなかったらさすがのボクも速攻で辞めて他の仕事をしてたかも。
 
それは、ボクが配属された部署に
尊敬できる部長(Sさん)がいることです。
 
あれだけ多人数が働いているのに
そう思える上司がたった1人しかいないのは少し問題ですけど
前の会社ではそういう人が1人もいなかったのでこれで満足です。
ボクが働く上でこれは非常に大きな要素ですから。 
 
ちなみにこの部長が、入社の際に面接をしてくれた人で
パッと見て他の人たちとは空気が違うことがすぐに判りました。
「この人はデキル人間だ。何かあったら相談してみよう」
直感でそう思いました。
  
 
こんな風にいろんなことを考えながら残業をしていた金曜日。
夜8時50分。
 
その部長が
「ワタルくん、今から軽く飲みに行かないか?」 
と誘ってくれました。
もちろんボクは2つ返事でご一緒させていただくことに。
 
場所は六本木交差点近くにある居酒屋。
 
 
で、席に座るなり部長にこう訊かれました。 
「仕事はどうだ?」
ボクはこの人に見栄を張ってもしょうがないので素直に答えます。
「正直言って非常にキツイです。想像以上でした」
「あははは、そうだろ? キツイだろ? だからキミを採ったんだよ」
「それはボクなら耐えられると思ったからですか?」
「思ったよ。面接で話してみて、こいつしかいないと思った」
「ホントですか? 他にももっと適任者がいたんじゃないですか?」
「いなかったなー。キミの他にも30人近く面接したけど、いなかったなー」
「えぇー? そんなに応募があったんすか?!」
 
ここでビックリして、ちょっとだけ嬉しくなりました。
選ばれるというのは気分がいいものですので。
でも、その反面
「この仕事なら別にオレを選んでくれなくてもよかったのになぁ……」
という複雑な気持ちもあったり、なかったり。
 
「あ、そういえば部長、変なこと訊いてもいいですか?」
「おう、なんだ?」
 
ここでボクは前から思っていた疑問をぶつけてみることに。
 
「ボク、面接で、他にやりたいことがあるのでいつ辞めるかわからないって言いましたよね」
「ああ、覚えてるよ。それで新潟から出て来たんだろ?」
「はい。そうですけど……」
「それがどうかしたのか?」
「……え? いや、ですから、それなのになんで採用してくれたのかなーって思いまして」
「だから言っただろ。他に根性ありそうな奴がいなかったからだよ」
「はぁ……でも、あの仕事は辞める人が多いから辞めない人間をとるべきなんじゃ?」
「あはは、そんな単純じゃないよあの仕事は。もうわかってるだろ?」
「ええ、まぁ」
「あそこは問題だらけなんだよ。仕事の内容に加えて職場の雰囲気まで、何もかも全てが」
「それは感じました。たった1週間だけですが、確かに問題だらけだなぁって」
「だろ? だからオレを助けると思って頼むよ。嫌になったらいつ辞めてもいいからさ」
「ボク、ホントにいつ辞めるかわからないですよ」
「ああ、いいよ。その代わりそれまであの職場の雰囲気を変えてくれよ」
「え? でもあそこにいる人たちってみんなボクと性格が真逆って感じがしますけど」
「あはは、だから採用したんじゃないか。体育会系の男が必要だと思って」
「あぁ、なるほど、それで……」
 
謎は全て解けました。
 
結局は、ボクのようなワケわからん男を殺伐とした職場内にひとり放り込んで
陰気で後ろ向きな職場の雰囲気が少しでも変わればいいな。みたいな作戦。
 
しかもこの部長のスゴイところは、
ボクがすぐにはこの仕事を辞めないだろうと、全てお見通しのところです。
これは確実にボクの性格を読んでます。間違いありません。
 
さらにそれに加えて、ボクのアマノジャクな性格まで察知しているようで
だからこそ「いつ辞めてもいいよ」と普通に言ってくるからスゴイんです。
 
あのね、ボクはそういう風に言われたら辞められないんですよ。
逆に「辞めないで」って言われたら辞めたくなるタイプですから。
なんでわかるんだろ?
恐れ入りました。ホントに。
 
 
つーワケで
しばらくこの部長さんのために自分の人生を削る覚悟ができましたので
改めてこの場を借りてお知らせしておきます。押忍。
 
この出会いもまた何かの運命なのかもしれません。
とりあえずノイローゼにならないようにがんばろうっと。
 
 
 
 

前回ここにも書きましたが、六本木ヒルズで働くっていうから わざわざ大金をはたいてオサレな服をたくさん買ったのに いざ職場に出てみたら、みんなボクがいつも着ているような どうでもいい服装の人たちだらけでビックリ。   ええー?! そんな格好でいいのー?! みたいな。   つーかそれ、オレの部屋着以下ぢゃね?! みたいな。   とりあえず、お金返してください。(泣きながら)





 



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