2004/4/7
結婚披露宴の受付
 
Nくんの結婚披露宴に出席させていただくために
9ヶ月ぶりに新潟へ帰ってきました。
しかも贅沢に新幹線なんか乗っちゃいましたよ。2階建てのMaxですよ。
いつもは関越自動車道を高速バスでチンタラ5時間かけて帰るのに
今回は田中角栄さんのお陰で出来たレールの上を走ってズバッと2時間ですよ。はえー。
まぁ交通費も2倍以上かかっちゃうワケですが、ボクはこう見えても高給取りですからね。
結構稼いでますからね、ええ。
いよいよ来月から無職生活3年目に突入です☆
(※ちなみにこの「☆」はボクの瞳から零れ落ちた大粒の涙です)
 
 
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3月27日、土曜日の朝、結婚式当日。
ボクは式場の受付役を頼まれてましたので
朝10時までに現地へ行かなくてはなりませんでした。
で、ウチのかーちゃんに車で送ってくれるようにお願いしました。
 
「かーちゃん、式場まで送ってよ」
「いいけど、どこだっけ?」
「護国神社だよ」
「えー、私にはムリだわ。だって行ったことないもん」
「ウソつけ! 何年新潟に住んでんだよ!」
「行ったことあるけど車で行ったことがないの。道がわかんないもん」
「オレが助手席で教えてやるっつーの」
「えー、自信ないなー」
「じゃあオレが運転する! それならいいだろ!?」
「うーん、でもー、帰り道がわかんないし」
「オレが行く道をそのまま帰って来いよ!」
「できるかしら……」
「いくつなんだよ!」
 
まったく困ったものです。
自分の知ってる道しか走りたがらないワガママ女ですからね。
それでもどうにか頼み込んでムリヤリ家から連れ出しました。
 
 
9時に実家を出発。
途中で一緒に受付を頼まれてるYくんを拾って護国神社を目指し、
かーちゃんの愛車ムーヴを順調に走らせます。
ボクの予定では10分前に現地に到着する完璧な時間配分。
  
 
ところがどっこいしょ。
 
 
バイパスがめちゃめちゃ混んでるんですよ。
全然動かないんですよ。
どうやら大型ダンプが事故を起こして桜木インターの降り口を塞いでるらしいです。
時計を見ると、すでに10時過ぎてます。超余裕で。
 
……大ピンチ。
 
でもボクは慌てません。
ステアリングを握る腕も軽やかです。超鼻歌を歌ってます。
なぜなら2日前に新郎のNくんと電話でこんな会話をしてたからです。
 
「ワタル、当日の受付、よろしくお願いしますね」
「おう、任せとけよ。10時までに行けばいいんだろ?」
「10時!? そんなに早いのか!?」
「お前が10時に来いって招待状に書いたんだろ!」
「そうだっけ?」
「なんだよそれ。じゃあ遅れてもいいのか?」
「だって披露宴は11時45分からだからなー。もっと遅くてもいいんじゃね?」
「マヂっすか? じゃあ10時頃を目安にテキトーに行くよ」
「よろしこー」
 
こんな会話です。
この会話から察するに15分くらいは遅れても問題ナシ、
と判断していたから超余裕だったんです。
でも社会人として、遅れる旨の電話を1本入れておくのがスジ。
ボクは桜木インターの交差点でNくんに電話しました。
 
「ごめん、大渋滞でちょっと遅れるわ」
「マヂでー!? それ困るって!」
「おいおい、2日前に言ってたことと違うくねーか?」
「そうだっけ? とりあえず係の人に言っておくから早く来てね」
「はーい」
 
相変わらずアバウトな会話。
結婚式当日だとゆぅ緊張感が全く感じられませんが
とりあえず先を急ぐことにします。
 
 
信濃川を越え、市役所を抜け、護国神社周辺までやってきました。
あと30秒ほどで式場に到着です。
すると突然、ウチのかーちゃんが、前方を指差しながら大声で叫びました。
 
「ねぇワタル! 見てよあれ!」
「な、なんだよ!?」
 
ボクは指差す方向を見ましたが、何も見当たりません。
どこを眺めても普通の新潟の風景です。
でもかーちゃんはなぜか感動しています。
そして、予想外の発言が飛び出しました。
 
「すごーい! 海だよ! 海が見えるよー! きゃー!」
 
…………?
意味がわかりません。
何なんですかこの女は。
これが本当の母親ですか?
新潟に住んでるくせに海を見て感動するこの生物。
一体今までどーゆぅ生き方をしてきたのでしょうか?
そしてここで後部座席に座ってたYくんがひとこと。
 
「ワタルのかーちゃんって、ワタルよりおもしれーな」
 
負けた。
負けましたよ自分の親族に。
しかもこんな天然ボケに。
 
でも実は、何気に結構面白いんですよね、ウチのかーちゃん。
自分でもそう思います。
例えば、
誰もいない一直線の道路を車で走ってるのに、なぜか田んぼに突っ込んで骨折したり、
最近ケータイのメールを覚えたみたいなんだけど、絵文字の使い方とかめちゃくちゃで、
 
『ワタル!? 元気ですか こっちはみんな元気?』
 
こんな謎のメールを送ってきたりします。
そっちが元気かどうかをこっちに訊かないでくれ。知らねーよそんなの。
さらに、ボクが自分の生まれた時刻を訊いたときなんかは、
「なぁかーちゃん、オレは5月21日の何時に生まれたの?」
「陣痛が始まったのは朝8時だけど、生まれた時間なんて絶対わかんない」
とか宣告されたり、超意味不明。
もう何でもいいからこれからも元気に頑張ってください。よろしくお願いします。
 
 
そんなこんなで結婚式場に到着。
時間は10時10分を少し回ったところ。
ボクとYくんは速攻で中に入り、Nくんの披露宴会場を探します。
しかし二人とも初めての場所だったので、どこへ行けばいいのかサッパリわかりません。
ウロウロしていると従業員のおっさんがやってきて、ボクにこう言います。
 
「あのー、Nさんのお友達の方ですか?」
「ああ、はい、そうです」
「披露宴で歌っていただく余興の歌の件なんですが」
「……は?」
 
余興の歌? ボクが? オレ様が? 
マヂっすか!?
聞いてねー。 超全然聞いてねー。
しかも指定されてる曲名が、CCBの「ロマンティックが止まらない」なんですけど。
ありえねー。超絶対ありえねー。
もしコレが本当ならウチのかーちゃんを危篤ってことにして今すぐ帰りてー。
 
「……あのう、ボクたち、受付係だけのハズなんですけど」
「あ、申し訳ありません、人違いでした」
 
あービックリした。
マヂで焦った。
てんびん座のことをずっとペンギン座だと思い込んでた時より焦った。(6歳の時)
とりあえずセーフ。
 
 
と、思ったけど、全然セーフぢゃありませんでした。
 
 
受付の場所へ行った瞬間、
どこからともなく雷のような怒号が聞こえてきます。
 
「おめーたつ何やってたんだゴルァ!! 遅刻して来やがってコノヤロウ!!」
 
その声の主はNくんのお父様です。
いきなり怒られちゃいました。 テヘ☆
まるでイオナズンとサンダガを同時に唱えられた雑魚キャラみたいに大ダメージ。
とりあえずNくんと二人で平謝りです。
 
ホントすんませんでした。
ごめんなさい、ごめんなさい。
マヂ許して。
もうしません。反省してます。
 
つーか、事故があって大渋滞だったんだからしょーがねーだろ!(めでたい日に逆ギレ)
 
ボクが思うに、たぶんこんな大事件があったんだと思うよ。

 
 
ミルク強盗
     ってことで、 ホントは披露宴のこととか、新潟に滞在した10日間のこととか、 いろいろ細かく書こうと思ってたんですけど、 すげー長くなりそうなのでやめようと思います。 だってめんどくさいんだもん。 面白いことがたくさんあったんですけど、それを紹介できなくて非常に残念です。     ……え? どうせ仕事もしないでヒマなんだから書けって?   フッ… 甘いですね。 ボクの忙しさを知らないんですか? ボクがそんなに毎日遊んでいるような大人に見えますか!? バカにするんぢゃないよ! まったく失礼な人たちだな!      
「 えーっと、帰省先の新潟で
  ドラクエV を買ってきちゃいました。
 
  これからクリアに向けて
  全力でプレイしていきたいと思いますので
  ご支援、ご協力の程、よろしくお願いします 」
   
( みんな、こんな大人になっちゃダメだぞ…… )
 
 
 
 
 
 
 
 2004/4/16
スタンドバイミー
 
日曜日の午後。
タケシくんは友人たちと
いつものように近所の裏山へ探検に行きました。
 
すると、崖の下から人の声が聞こえてきます。
タケシくんたちはその声のする方へ走って行き、辺りを見渡しました。
 
 
 
 
 
     
「 おい! あれ見ろよ!
 
 天津飯とクリリンが戦ってるぞ! 」
 
「 そろそろトドメをさしてやるぜ。
 
  とっておきの必殺技でな 」
 
「 ふん、笑わせるな。
 
 やれるもんならやってみな! 」
 
「 フフフ、後悔するなよ 」
 
「 ハァァァ …… 」
 
( す、すごい気を感じる……!)
 
「 ハァァァーーー!! 」
 
 
 
「 ………… 」
 
「 お、おい! 今度は中田だ!
 
 サッカーの中田英寿が来たぞ! 」
 
「 な、中田さんがどうしてここに?!
 
  ま、まさか…… 」
 
 
「 く、くそっ!
 
  オレの負けだ…… 」
 
 
 
 
どうしてクリリンが負けたのかワケがわからないタケシくんたち。
その真相についてとても気になるところですが、今日は日曜日。
みんなでタケシくんの家で「笑点」を見る予定になっていたのです。
時計を見るともう5時です。
だからクリリンたちなんてほっといてサッサと帰りました。
 
 
で、タケシくんの家に到着。
みんなでテレビの前に集合です。
あ、笑点が始まりました。
 
 
 

 
♪テッテケテケテケッ、テッテ (パフ)
 
「 みなさんこんにちは。
 
 司会の三遊亭円楽です。 どうぞよろしく 」
 
 
 
 
こうしてタケシくんたちは
衝撃的な日曜日を過ごして大人になってゆくのでした。
 
 
(つづく)
  
 

 



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