青春の14針
2月3日、日曜日。
アパートの中で一日中ゴロゴロと過ごしました。
それもホントにじゅうたんの上をゴロゴロと、前転とか後転とかしながら元気一杯です。
さらには、後転倒立などの高度な難易度の技を織り交ぜながらワンパクぶりを発揮。
充実したマット運動ライフにご満悦の様子です。
あ、そうそう。倒立で思い出したんですけど、
ボクは中学生の頃のある日、家で一人で留守番をしていて、
すんごくヒマだったので座敷で倒立(逆立ち)とかして遊んでいたら
思いっきりコケてしまい、部屋にあったガラスのドアを突き破り、
その破片が左足の太ももにアサシンダガーのよぉに突き刺さり
筋肉を突き抜け骨が見える程度まで傷口が広がり、大量出血で大ピンチ状態になり
「このまま死ぬんぢゃねーのか?」と思いながらも
心の中でホイミの呪文を唱えてみたけど何の変化も表れなかったため
とりあえず元気な方の右足でピョンピョン華麗に跳ねながら家を脱出して
隣に住んでた親戚のおじちゃんのところまで行って
「おじちゃーん。オレの左足が大変なことになってますー」
とか言ってそのまま車で病院に担ぎ込まれて14針縫った経験をもっています。
さらにその1週間後には中学校の運動会が控えていたんですけど、
当然の如く松葉杖で歩いているボクには出場することができないワケで、
これでも一応クラス対抗リレーの選抜選手になっていたボクはみんなから
「Wくんが出れないんじゃ優勝はムリだよねー」とか
「あ〜、Wがいなけりゃ最下位だよ」とか言われ、
違った意味でちょっぴり優越感に浸っていたんですけど
いざ運動会が終わってみれば、ウチのクラスはリレーも含めて『総合優勝』しちゃってて
「…ぉぃぉぃ…オレって全然このクラスに必要ねーぢゃんよ!」
と、子供心に深い傷を負ったのでした。
しかも、その胸中を察してか学級委員長のAくんが
「…こ、これはWくんの怪我がクラスの団結力を強めた結果だよ!」
とか大声で言い出しちゃって、その発言に対してまたみんなが
「…そ、そーだよ、W!お前のお陰だよ!な!」
「その通りだ!ナイス怪我!」
とか顔色を覗いながら言われちゃって、
もぉそこはまるで『教師びんびん物語のワンシーン状態』なんですよ。
ってゆーか何ですか「ナイス怪我!」って。
ケンカ売ってるんですか?
でもボクもここで、みんなに何か言わなくちゃいけないんだろーなぁと思い、
咄嗟に言葉を考えてこう発言したんですよ。
「ふははは。まぁもしオレが出てたら、圧倒的な強さでもっとラクに完全優勝していたけどね」
………(しーん)。
あ、あれ?
何なんだこの空気わ?
ココってみんなで笑う場面ぢゃないの?
その言葉の意味だけを単純に受け止めないでよ。
軽いジョークなんだからさ。わかるでしょ?
おーい。
みんなから集まる冷たい視線。
まるでトリーズナー(反逆者)を見るかのような眼差し。
デンジャラスこの上ない雰囲気、そして悲しい顔をした担任教師。
つまり、大ピンチ for オレ。
うーん…やっぱりここは、
「みんな、ありがとお!」
とか言って抱き合いながらハッピーエンドにして胴上げとかされちゃえば良かったのでしょうか?
それとも、
「もうオレのことは放っといてくれよ!」
とか言いながら、まるで夕食を残して2階の自分の部屋へ駆け上がる長男みたいにして
その場から走り去る方が良かったのでしょうか?(怪我してるから走れないけど)
みんなはそんなベタなセリフで満足なんですか?
それがクラス全員の望みだったの?
一体どうしろって言うんだよ!
どこにぶつけりゃいんだよ、この思いを!
どこにおさめりゃいいんだよ、この若き血潮を!
「オレは腐ったミカンぢゃねぇ〜!」(金八先生/加藤優くん『腐ったミカンの方程式』より)
もぉ逆ギレですよ。
意味がよくわかりませんけど、若かりしボクは逆ギレで怒り心頭ですよ。
怒りのアフガンですよ。
でもそんなこと、みんなには怖くて言えません。
えぇ言えませんとも。言えるワケないぢゃないですか小心者のこのボクが。
結局は怪我をしてみんなに気を遣わせた自分が悪いんですから。
とゆぅワケで、
「…なんちゃってー」
とか言いながら保健室へ逃げ込んで寝てました。(ベンクーガーの学ランを着たまま)
はぁー。
嫌なことを思い出しちゃったなぁ…。
ものすげぇブルーですよ。
ブルーハワイ(カキ氷)ですよ。
でも、今考えてみてもボクの発言って
そんなに悪いこと言ってないよぉな気がするんですけど
センセー、どぉなんですか?(10年越しのこだわり)
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